日本人が日本の学校で学ぶ英語の発音は大抵が本来の英語の発音とはかけ離れたものになっています。
というのも、学校で英語を教える英語教師自体がまともに英語の正しい発音を出来ない場合がほとんどだからです。
正しい発音の出来ない英語教師から教わる日本人の生徒が正しい発音を身に付ける事が出来ないのはある意味当然の状況です。
そして間違った英語の発音のまま英語を話してもうまく通じない事がほとんどです。
というのも、日本人の英語の発音は本来の英語の発音とはあまりにもかけ離れた別物になっているので、ネイティブや外国人が聞いた時に自分は英語で話しかけているにも関わらず相手からは自分が英語を話しているとすら思われていない事がよくあります。
ですので、多くの日本人にとって英語の発音矯正はスムーズに英会話を行うためには必須です。
日本人が特に苦手なのが「r」と「l」の発音です。
日本では「r」という発音自体が存在しないので、「r」と「l」を使い分ける事や聞き分ける事はとても難しいです。
例えばplayとprayという英単語があります。
Playは「遊ぶ」という意味ですが、prayは「祈る」という意味です。
「r」と「l」の発音を使い分ける事が出来ないとplayとprayがごちゃごちゃになってしまいます。
「私は今日サッカーをします」と言いたいのに、I will pray soccerと言ってしまうと、「私は今日はサッカーに祈ります」という意味になってしまいます。
もちろんほとんどの人は普段サッカーに祈る事はないので、「あぁ、この人はサッカーをするんだな」と分かってはくれますが。
また、I want to eat rice. と I want to eat lice. が日本人にありがちな発音です。
「r」と「l」を区別出来ないので、ついI want to eat rice.=白ご飯を食べたいです と言いたいのに、I want to eat lice.=しらみを食べたいですという風に言ってしまいます。
もちろんしらみを食べたい人なんていないので、みんな理解はしてくれますが、あなたがI want to eat liceと言う度にみんな笑いを堪える羽目になります。
あと多いのが「s」と「th」です。
日本語には「th」サウンドが無いので全ての「th」サウンドを「s」に置き換えて発音しがちです。
するとどういう事が起こるかというと、「think=思う、考える」が「sink=沈む、沈める」になります。
I think はかなりの頻度で使うフレーズですが、あなたがI sinkという度に、「私は沈みます」という言う事になるので、これまた周りから見たら超おかしなことになります。
このように、日本語には存在しない音が英語にはたくさんあります。
また、日本人が想像している音と実際の英語の音は全然違います。
ですので、英語学習の出来るだけ早い時期に発音矯正を行う事を強くオススメします。


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